
书籍名
UP Plus ガザ纷争
判型など
160ページ、础5判
言语
日本语
発行年月日
2024年6月25日
ISBN コード
978-4-13-033308-5
出版社
东京大学出版会
出版社鲍搁尝
学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)
英语版ページ指定
2023年10月7日のパレスチナ人組織ハマースが主導した奇襲攻撃を契機として、イスラエルはガザ地区を完全封鎖して苛烈な軍事攻撃を始めた。イスラエルのヨアヴ?ガラント国防相 (当時) は、10月9日の段階で「電気、食料、水、燃料のすべてを止める。我々は人間動物と戦っているのだから、それに相応しい行動を取る」と宣言し、ガザ地区は文字通り「孤島」となった。
本书はガザ地区での戦闘によって多くの死者が确认されるなか、11人の研究者によって紧急执笔された论考をまとめたものだ。情势がめまぐるしく変化するなか、各着者にとって「笔を置く」タイミングが非常に难しい1册となった。一方で、ガザ情势がにわかに国际的な関心を集めてからおよそ3ヶ月后のタイミングで书き留められた论考には、その后のガザ情势を考えるための多くの示唆があったとこに改めて気づかされる。
アメリカの動きを論じた章 (三牧聖子 著) では、「アメリカとの『価値の共有』をうたってきた日本だが、ガザ危機については、アメリカと共有できない価値について率直に伝え、その政策転換を促していくことが重要になってくる」と提起されていた。日本政府は、アメリカからの要請もあって、2025年9月のパレスチナ国家承認を見送った。この章の提言は、今後も日本社会に厳しく問われていくことになる。
国際法との関連を論じた章 (新井京 著) では、イスラエルが国際法をある種の武器として戦争の中で利用するLawfareを展開していることが指摘された。民主主義国家であることを自任し、先進国の一員として振る舞うことに価値を見出しているイスラエルが、なぜガザ地区で人道危機をもたらしているのか。この問いに答える際に、この章は多くの示唆を与えてくれる。
また、本书は、さまざまに先駆的な研究を行ってきた日本の中东研究者からの寄稿も得た。同时期に编集を行っていた入门书である『パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章』と比べると、本书はより研究论文に近い论考を収めている。パレスチナ/イスラエル事情のほか、中东各国や日本、国连との関连が论じられている。
情势の着しい変化を受けて、私は编者として各章の内容を调整するところまで力が及ばなかった。しかし、本书に収めることになった多様な论考は、いまだに収束の兆しを见せないガザ情势の今后を考える际に、多くのシナリオを提供してくれる。各章で展开される情势との格闘ぶりに注目して読み进めて貰いたい。
(紹介文執筆者: 総合文化研究科?教养学部 特任准教授 鈴木 啓之 / 2025)
本の目次
(池内 恵)
はじめに
1 「10月7日」前夜の中东地域とパレスチナ问题
2 「10月7日」に起こったこと
3 「10月7日」が変えたもの
4 「10月7日」の后にも変わらないもの
5 「10月7日」の中?长期的影响
I イスラエル?パレスチナ情势
1 紧迫するガザ情势と今后の见通し
(铃木启之)
1 ガザ地区で何が起きていたのか
2 「なぜ10月7日なのか」
3 事态の波及
4 今后の见通し
2 イスラエルの平穏を破ったパレスチナの絶望
「10?7」开戦の経纬
(锦田爱子)
1 イスラエルにとっての「10?7」
2 ガザ地区の深すぎた「絶望」
3 イスラエルの长すぎた「平穏」
4 エルサレム问题と「アル=アクサーの洪水」
5 ガザ地区武装势力の団结
3 イスラエルの世论はどう动いたか
越境攻撃の世论调査から见る
(保井启志)
はじめに
1 10月7日の越境攻撃直后――混乱と责任の追及
2 地上戦の开始と人道危机について
3 経済状况の悪化への悬念と予算をめぐる対立
4 ポスト?ネタニヤフと政界の再编
5 国际世论との乖离と戦闘后のガザ地区の运命
おわりに
4 ガザの阴に隠れた苦境
イスラエル、东エルサレム、西岸のパレスチナ人
(山本健介)
はじめに
1 パレスチナ人の多様な境遇
2 イスラエル国内のパレスチナ人と「10?7」
3 东エルサレムのパレスチナ人と「10?7」
4 西岸のパレスチナ人と「10?7」
おわりに
II イスラエル?パレスチナを取り巻く国际関係
5 感情とプラグマティズムの狭间で
トルコのガザ纷争に対する対応
(今井宏平)
はじめに
1 公正発展党の中东和平问题に対するスタンス
2 2023年ガザ纷争に際する外交
おわりに
6 石油武器戦略から仲介外交へ
ガザ纷争をめぐる湾岸諸国の対応の検討
(堀拔功二)
はじめに
1 背景――パレスチナ问题と湾岸诸国
2 ガザ纷争への反応と対応
3 纷争仲介に走るカタルとその限界
おわりに
7 ガザ危机とアメリカ
(叁牧圣子)
1 イスラエルを全面拥护するアメリカ
2 イスラエルの9?11?
3 イラク戦争とのデジャヴ
4 揺らぐアメリカの道义的な地位
5 アメリカの対イスラエル政策の転换はあるか?
8 イスラエル?ガザ纷争と国際人道法
尝补飞蹿补谤别の彼方に希望はあるか?
(新井 京)
はじめに
1 纷争の性格付け(颁濒补蝉蝉颈蹿颈肠补迟颈辞苍)によるフレーミング――「ハマスとの戦争」か「パレスチナとの戦争」か?
2 「戦争の雾」の中で――付随的损害は「すべてハマスのせい」なのか?
3 相互主义の果てに――「10?7の蛮行」はすべてを正当化するのか?
おわりに
9 国际连合とガザ情势
和平の可能性
(江﨑智絵)
1 パレスチナ问题との関わり
2 事务総长の立场
3 イスラエルおよびパレスチナの国连観
4 决议案にみるハマースへの対応
5 事务総长による国连宪章九九条の発动
6 安保理での攻防
10 日本の対中东?パレスチナ政策の展开
(酒井启子)
1 パレスチナ问题への関わり
2 90年代の政策転换とパレスチナへの直接的関与
3 地道な日本の対パレスチナ経済支援
おわりに――アラビスト外交官の存在
あとがき
関连情报
着者インタビュー:
ガザ纷争を解きほぐす――ユダヤとイスラム、「数千年の対立」の誤謬
鹤见太郎(东京大学大学院准教授)&迟颈尘别蝉;铃木启之(东京大学中东地域研究センター特任准教授) (中央公论.箩辫 2025年9月10日)
ナクバとパレスチナ―「ナクバ」とは何か(鈴木啓之さんインタビュー?前編) (Dialogue for People 2025年6月9日)
ナクバとパレスチナ―国際規範に反する虐殺を止めるために(鈴木啓之さんインタビュー?後編) (Dialogue for People 2025年6月9日)
ガザ停戦合意、残るもろさ 要衝めぐり崩壊する危険性も 铃木启之氏 (『朝日新闻』 2025年1月17日)
着者コラム:
ガザ纷争、長期化の要因と停戦のシナリオ...オスロ合意からの「二国家共存」路線を再考するとき (中央公論.jp 2024年6月19日)
ニュースのなぜ「なぜ?どうして?イスラエル?パレスチナ紛争」 (Gakken x 朝日新聞キッズネット 2023年12月19日)
书评:
<本の棚> 二井彬緒 評 (『教養学部報』658号 2024年11月1日)
メディア出演:
【特集?前半】なぜイスラエル軍のガザ侵攻は止まらないのか(铃木启之) (『荻上チキ?Session』TBSラジオ 2025年5月20日)
【特集?後半】なぜイスラエル軍のガザ侵攻は止まらないのか(铃木启之) (『荻上チキ?Session』TBSラジオ 2025年5月20日)
イベント、セミナー、シンポジウム:
NEW! オンラインセミナー「安保理决议2803号とガザの行く末」 (パレスチナ子どものキャンペーン 2026年3月5日)
NEW!【トークイベント】野坂悦子&迟颈尘别蝉;铃木启之&迟颈尘别蝉;木村万里子「见る、知る、味わう パレスチナの生活と文化」 (本屋叠&补尘辫;叠 2026年2月26日)
公开シンポジウム「パレスチナ问题を通して考える教育の可能性と课题」 (立教大学教育学会 2025年10月4日)
オンラインセミナー「ガザ人道危机のいま」 (パレスチナ子どものキャンペーン 2025年9月25日)
【奥别产セミナー】ライブ配信「イスラエル?パレスチナ纷争、国际社会への影响」 (公益社団法人日本経済研究センター 2024年11月22日)
パレスチナ/イスラエルの今を知る――共に生きるために 鈴木啓之?永井玲衣 (本と珈琲の店 UNITÉ 2024年8月26日)
特別ワークショップ「ガザ纷争を考える:イスラエル、パレスチナと国際社会はどうなるか」 (科学研究費補助金基盤A「空間?暴力?共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考:アジア、米との比較」(課題番号21HD4387-K、研究代表:酒井啓子 2023年11月16日)

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