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100年先の人と地球の健康のためにご支援を シリーズ东大基金|「プラネタリーヘルス研究机构(搁滨笔贬)基金」の巻

掲载日:2026年8月13日

シリーズ东大基金

100年先の人と地球の健康のためにご支援を

五十嵐圭日子
IGARASHI Kiyohiko

プラネタリーヘルス研究機構機構長 / 農学生命科学研究科教授

人の健康だけではなく、地球全体の健康を目指す「プラネタリーヘルス」。気候変动や海洋汚染など喫紧の课题が山积するいま、地球が健康でなくては人の健康も成り立ちません。その复雑に络み合う「健康」を追求するためには学际的な取り组みが必要だと、2025年1月、全学的组织が発足しました。

「気候変动をはじめとする环境问题は、非常にシリアスな段阶に入っています。人间が健康的で、文化的で、现代的な生活を続けながら、地球环境もきちんと机能する。そんなシステムはどのように実现できるのか。これは究极の研究テーマだと思います」と语るのは、机构长を务める五十嵐先生。

どのくらい深刻なのか。例えば、大気中の二酸化炭素浓度は、少し前には350辫辫尘程度でしたが、现在は400辫辫尘程度。数十年后には600辫辫尘に达すると予测されています。これは、过去80万年间の记録には见られない、人类がこれまで経験したことのない水準だといいます。

「600辫辫尘は、『この部屋、空気悪いよね』と感じるレベルです。今なら窓を开け新鲜な空気を入れれば済みますが、それができなくなるということです」

RIPHが拠点を置く港区高輪の「東京大学GATEWAY Campus」では、100年先を見据えたさまざまな共同研究や産学協創が動き始めています。工学系研究科の田端和仁准教授はインフルエンザウイルスを検出する診断技術を研究。バイオ燃料などの研究を行ってきた五十嵐先生は、キャンパスが入るビルに設置されたメタン発酵槽を利用した取り組みに着手しています。詳細は未公表ながら、併設ラボではキノコの栽培も始まっているとか。水産大手のマルハニチロと進めているのは人と地球にやさしい食の開発。JR東日本のSuicaの利用データも研究に結び付けようと構想しています。

東京大学GATEWAY Campusのキッチンとラウンジスペース
2025年10月21日、高輪ゲートウェイシティで開催されたGATEWAY Campus/プラネタリーヘルス研究機構のオープニングセレモニーで講演する五十嵐先生。

こうした多角的な挑戦に立ちはだかるのが、研究资金の问题です。现在は个别テーマごとの共同研究や公司连携で进めていますが、プラネタリーヘルスという「全体の课题」そのものには研究费がつきにくいのが现状です。

「既存の学问分野に当てはまらない取り组みに研究费をつける仕组みがないのです」と五十嵐先生。「共同研究は短络的な成果を求められがちですが、100年先の未来を见据えた研究は成果が出るまでに时间がかかります。长期的な研究を継続していくためには、安定的な基金が必要です」

2025年度に搁滨笔贬基金を立ち上げ、长期的视点に立った研究や人材育成を支える基盘づくりを进めていきたいと考えています

「プラネタリーヘルスが达成されなければ、どんな研究も机上の空论になります。理想が通らなければ地球はもたない。だからこそ、ここから现実にしていきたいと思っています」

培养肉の研究设备も。
コラボレーションエリアには演习林で伐採した木材を利用した机などが配置されています。

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