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日立东大ラボ十周年国際シンポジウム インペリアルカレッジロンドンと開催 自然および生物多様性によるサステナビリティへの価値创造

掲载日:2026年9月18日

日立东大ラボ 10周年記念国際シンポジウム

日立东大ラボは2026年7月6日、設立10周年を記念した国際シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、「日立?インペリアル共同研究センター(脱炭素?自然気候ソリューション)」产学协创活動の中核をなす最先端のテーマである「自然および生物多様性によるサステナビリティへの価値创造」を軸に行われました。
会场には学术界、民间公司の环境企画部门の担当者、政策立案者など计330名の参加者が集いました。主な知见として、具体的な行动を促すためのネイチャーポジティブ(自然再兴)な市场シグナルの必要性や、温室効果ガスの排出削减に向けた标準的なアプローチと比较して、地域?地方レベルでのネイチャーポジティブな取り组みが多面的な特性を持っていることなどが共有されました。
本シンポジウムは、日立东大ラボ长を务める东京大学の小宫山凉一教授と、日立製作所のシニアプロジェクトマネージャーである额贺信尾氏による挨拶で幕を开け、両氏より2016年から2026年までの活动概要が绍介されました。
 
           

基調講演では、インペリアル?カレッジ?ロンドン進化生態学准教授のウィル?ピアース(Will Pearse)博士が、「社会とビジネスに貢献する精密評価エコシステム(Accurately valuing ecosystems to benefit business and society)」と題して登壇しました。ピアース博士は、生物多様性の保護は単なる環境保全やコストではなく、ビジネス活動の効率性と競争力を高めるための手段であると強調しました。自然をビジネスに統合することは、農業における肥料の削減、洪水や火災などの自然災害からのインフラ保護、冷却効率の向上など、具体的な経済的価値を生み出します。博士は、日立?インペリアル共同研究センターの活動の一環として研究室で開発した、生態系サービスと生物多様性の程度との関係を分析?予測するためのデータベースと分析手法を紹介しました。
このツールを活用することで、きれいな空気、浄水、食料确保、炭素固定、洪水防止といった望ましい成果を确保するために必要な生物多様性のレベルに焦点を当てることが可能になります。
続いて行われた3つのトピック讲演では、以下の内容が绍介されました。
生态系机能の推计精度を向上させるために、「种(蝉辫别肠颈别蝉)」を精密に评価し、生态系モデルに组み込むことの利点。
海洋生物多様性を支え、渔场の提供に寄与しながら、ギガトン単位の颁翱2を除去するブルーカーボンの可能性。
さまざまなセクター间の复雑な相互作用を理解し、脱炭素目标を达成するためのアプローチを导き出すためのシナリオ?シミュレーションの活用。
 

パネルディスカッション
「自然および生物多様性によるサステナビリティへの価値创造」をテーマとしたパネルディスカッションでは、日立製作所主任研究員のエフレイン?タマヨ(Efrain Tamayo)博士がモデレーターを務めました。パネリストには、小宮山教授とピアース博士に加え、環境省の永田綾氏と日立製作所シニアマネージャーの門田和也氏が登壇しました。討論では、これまでの脱炭素化への歩みと比較しながら、ネイチャーポジティブ特有の課題と機会について議論が交わされました。
パネルディスカッションで提起された主な论点は、以下のとおりです。
?小宫山教授は、脱炭素分野とは异なり、ネイチャーポジティブ分野ではまだ明确な市场シグナルが形成されていないことを指摘しました。脱炭素分野では炭素価格付けなどの市场シグナルが机能している一方で、ネイチャーポジティブ分野では政策の予见可能性や価値评価手法が十分に确立されておらず、ルール形成も途上にあります。そのため、投资や多様なステークホルダーによる行动を促すためには、适切なシグナルの形成が重要であるとの认识が示されました。
?ピアース博士と永田氏は、ネイチャーポジティブには地域ごとの特性が强く反映される点に言及し、分かりやすいシグナルの创出や地域での取组を后押しする仕组みづくりの必要性を指摘しました。
?また、议论の主要なテーマの一つとなった碍笔滨について、门田氏は、今后の指标の明确化を见据えながら、日立としてもネイチャーポジティブを公司経営の重要课题として取り込んでいく考えを示しました。温室効果ガスの排出削减は、実施场所によらず同様の効果を持つ指标として扱うことができる一方、生物多様性は森林、サンゴ礁、草原など地域や生态系によって価値や机能が大きく异なるため、単一の指标で评価することは困难であるとの见解が共有されました。
?これに対しピアース博士は、生物多様性に関する碍笔滨の课题への対応策として、「3つの异なる指标」を「3つの异なる时点」で测定し、「3つの异なる手法」を用いるアプローチを绍介しました。

まとめと次のステップ
一连の讲演やパネルディスカッションを通じて、脱炭素化とネイチャーポジティブは相互に関连しており、それぞれの取り组みの间にはトレードオフも存在することから、両者を统合したアプローチが不可欠であることが强调されました。
本シンポジウムは、脱炭素化とネイチャーポジティブな行动の统合から生まれる価値あるビジネス机会を示す、重要な指针となりました。
得られた知见に基づき、次のステップとして、脱炭素化とネイチャーポジティブの移行プロセス、その统合、および価値创造と拡张性を可能にする手段を详述したホワイトペーパーを作成する予定です。本シンポジウムは、产学官の志を同じくするパートナーをさらに巻き込み、エネルギーや脱炭素化からネイチャーポジティブへと活动の裾野を広げていくよう、协力して取り组むことを呼びかけて缔めくくられました。
 

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