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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

迷路の絵

书籍名

讲谈社選書メチエ 821 误解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言叶/言叶の政治

着者名

判型など

344ページ、四六判

言语

日本语

発行年月日

2025年2月14日

ISBN コード

9784065386439

出版社

讲谈社

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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「いったん口にしたんじゃけえ、やらにゃいけんよ」
 
映画『仁義なき戦い』で指を詰めると宣言した後の主人公のセリフだ。このセリフが端的に表す一つの事実がある。それは発言には責任が伴うということだ。しかし誰もがこんなに潔いかと言えば、そんなことはない。世の中は、発言の責任をなんとかして逃れようとする振る舞いにあふれている。「そんなつもりはなかった」、「误解を招いたとしたら申し訳ない」は、そうした責任逃れの常套句だ。そうした言葉を責任ある人が口にするのを見聞きして、何を白々しい言い訳を、とうんざりすることも少なくない。
 
话がややこしいのは、こうした言叶には、责任逃れのためのずるい用法だけではなく、真っ当なちゃんとしたつかいどころもある、ということだ。では、こうしたずるい言い訳と真っ当な用法とはどのようにして区别されるのだろうか。
 
本书はこの问いを意味の否认可能性という観点から考察する。発言することで何かを意味した话し手が、あとになってそのことを否认したとしよう。その否认が通用することもあれば通用しないこともある。その基準はどこにあるのか。本书で明らかにしたかったことの一つは、その基準は多様だ、ということだ。重要な基準の一つは、意味したということが闻き手侧にわかるかどうか、というものだ。しかし、その基準一つとってみても、そもそもわかるかどうかの基準は场面场面に応じて変わりうる。さらには様々な事情によって、わかるかどうかという基準とは违う基準が用いられることもある。こうした基準の多様さによって、意味の否认可能性は复雑化する。
 
こうした複雑さは、ずるい言い逃れを可能にする土台である一方で、コミュニケーションがもつ柔軟性の源泉でもある。ずるい用法を一刀両断するような簡単な「処方箋」を求める——たとえば、「『误解を招いたとしたら申し訳ない』は謝罪じゃない」という字面だけに基づくリアクションのテンプレ化——と、そうしたコミュニケーションの柔軟性が失われてしまう。ではどうしたらいいのか。それには、発言の場面場面で否認可能性を左右するどんな要因がはたらいているのかを見極める必要がある。本書は、それを考えるための一つの枠組みになるはずだ。
 
発言の责任逃れを狙う言叶は今、社会の基本的なあり方を揺さぶりつつある。「私には外国人を差别するつもりは毛头ありません」という言叶を免罪符であるかのように使い、排外主义的発言をする。隠语や言外の意味を使った犬笛で人々を扇动する。こうした言叶のダークサイドの背后にある仕组みに関心のある人にも、ぜひ本书を読んでほしい。
 

(紹介文執筆者: 総合文化研究科?教养学部 准教授 藤川 直也 / 2025)

本の目次

はじめに
第一章 「そんなつもりはなかった」
第二章 言质を与える――言行一致の责任
第叁章 意図しない表の意味?ほのめかされる里の意味
第四章 なぜ言わなくても伝わるのか――グライスの语用论
第五章 なぜ思いもよらないことが伝わってしまうのか――误解と文脉
第六章 误解じゃないって本当にわかるんですか?――知识と意味の否认可能性
第七章 「いいね」と「そんなつもりはなかった」
第八章 多様化する意味の否认可能性
第九章 犬笛とイチジクの叶
第十章 揺らぐ表と里の境界线
第十一章 误解だけど误解じゃない――闻き手の意味
第十二章 言叶の意味を捻じ曲げる
第十叁章 意味の游びと意味の交渉
第十四章 「误解を招いたとしたら申し訳ない」
おわりに

文献表
あとがき

関连情报

受赏:
紀伊國屋じんぶん大賞2026 14位 (紀伊國屋書店 2026年)

 
着者インタビュー:
政治家の言葉とどう向き合う? 東大大学院准教授の言语哲学者?藤川直也氏が論評 (『スポーツ報知』 2025年7月14日)

 
「誤解を招いたとしたらお詫びする」「真摯に受け止める」政治家の乱用で、もはや信用できない? 言语哲学者の提言とは《インタビュー》 (『ダ?ヴィンチ』web 2025年4月22日)

 
<著者は語る>はぐらかしの背景に分断 『误解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言叶/言叶の政治』 言语哲学者?藤川直也さん(45) (『東京新聞』 2025年3月9日)

 
言语哲学者が見た「壊れゆく言葉の世界」[前篇]「責任逃れ?謝罪もどき?〇〇構文がコミュニケーションにもたらす脅威とは?」 (現代ビジネスホームページ 2025/2/14)

 
言语哲学者が見た「壊れゆく言葉の世界」[後篇]「“デタラメ”「トランプ構文」は言葉の
挙証责任を踏み倒す」 (现代ビジネスホームページ 2025/2/14)

 
着者コラム:
政治家と言葉の責任ー 言質を与えない系と 言質を踏み倒す系 言语哲学者 藤川直也 (OVO 『Kyoto Weekly』No.14からの転載 2026年4月11日)

 
「誤解を招き申し訳ない」 政治的謝罪もどきに言语哲学者が抱く危惧 (『朝日新聞』 2025年11月22日)

 
书评:
大堀裕美 評 (『図書新聞』3696号 2025年7月12日)

 
<本の棚> 朝倉友海 評 (『教養学部報』第663号 2025年5月7日)

 
书评 (『北國新聞』 2024/4/20)

 
杉谷和哉 評 (『週刊読書人』 2025年4月18日号)

 
野矢茂樹 評「不誠実な言い逃れ理論的に分析」 (『朝日新聞』 2025年4月5日)

 
书评 (『山陰中央新報』 2025年4月5日)

 
豊田滋通 (ジャーナリスト) 評「「謝罪もどき」は許さない」 (『西日本新聞』 2025年4月5日)

 
三木那由他 (大阪大学講師) 評「否認の可能性 残して伝える」 (『日本経済新聞』 2025年3月29日)

 
今日のおすすめ: 奥津圭介 評「「误解を招いたとしたら申し訳ない」……それ、謝罪になってませんよ。言语哲学者が明かす言葉のリアル」 (讲谈社ホームページ 2025年3月10日)

 
书籍绍介:
小川記代子 評「「誤解を招いたなら申し訳ない」それ、謝罪ですか? 何か破壊してませんか?」 (『産経新聞』 2025年7月15日)

 
金曜开店 砂鉄堂书店
武田砂鉄 #156 藤川直也「误解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言叶/言叶の政治」 (公式TBS Podcast 2025年3月21日)

 
メディア出演:
第26回「ミルクボーイの漫才も研究対象?言语哲学の話」 (NHK『ミルクボーイのそれオカンに言うといて!』 2026年6月20日)

 
MORNING INSIGHT: 「そんなつもりはなかった」という言い逃れの、何が問題なのか?
言葉が溢れ、さまよい、傷つける時代に、本当に豊かなコミュニケーションのかたちとは? (J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 2026年1月7日)


「误解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言叶/言叶の政治」【ゲスト:藤川直也さん】2025年5月16日(金)【大竹メインディッシュ】 (文化放送【公式】大竹まこと ゴールデンラジオ! 2025年5月16日)

 

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