
书籍名
集英社新書 1205B 文章は「形」から読む ことばの魔术と出会うために
判型など
305ページ
言语
日本语
発行年月日
2024年3月15日
ISBN コード
978-4-08-721305-8
出版社
集英社
出版社鲍搁尝
学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)
英语版ページ指定
ことばは头を使います。ことばの巧みな使い手は聡明で、理性と知性を备えているように见えるでしょう。
しかし、ことばはときに感情をかき立て、理性を夺うことがあります。合理性からかけ离れた行动に私たちを駆り立てることもあります。ことばは物事を整理し、理解するのを助けてくれますが、ときに私たちを混乱させ、迷走させ、混沌に追いこむ。思考の土台を揺るがし、冥界や神秘の世界に引き込むことさえあります。その作用はさながら魔术のようです。いったいなぜ、そんなことになるのでしょう。実に不思议です。
その秘密は「形」にある、というのが本书の答えです。ことばは决して抽象的な意味からのみ成っているわけではありません。音があり文字があり、硬さや柔らかさがあり、长さや短さや、不安定さや儚さもある。ニコニコしたかと思うと、むすっとしたり、居丈高になったり。そうしたさまざまな要素がからんで、私たちの感情や生理に影响を与えるのです。
こうした作用は、呪术の世界からはかけはなれた场にまで及びます。たとえば驻车场の契约书や、新型コロナワクチン接种の注意书きや、学习指导要领や、料理本など私たちがごく理性的に接していると思いがちな文书でも、形の作用が効果を持ちます。これらの文书は形の力を借りることでこそ、持ち味を発挥するのです。
ことばにはローカル?ルールがあります。契约书には契约书の世界でしか通用しないような独特な言い回しがある。料理のレシピーや、式辞の挨拶もそうです。ローカルな世界に入り込んでいるときには、私たちはごく自然にそうしたことばのルールに従う。でも、所変われば、そうしたルールが奇妙に感じられる。そこではじめて、「あ、こんな作用が働いていたんだ」と気づくでしょう。さながら料理の味付けの秘密をのぞき见たような気分です。
味付けの秘密がわかれば、自分の料理にも生かすことができます。自分で书いたり话したりするときにも、より上手くやれる。狙った効果を生み出すことができる。
ことばは中身であり入れ物です。文章を书こうとしてうまくいかないときは、中身と入れ物がうまくかみ合っていないのかもしれません。内容のことばかり考え、头でっかちになると、入れ物のことを忘れがちになります。どんなことばで、どう语るかを準备しなければ、演説も文章も効果を発挥しないでしょう。「形」がどのように読む人に働きかけるかを确认すれば、いずれは自分でもそうした机能を利用できるようになるはずです。
本书は2023年に刊行した『事务に踊る人々』(講談社) の「実践編」にあたります。前著では文化と形式の関係をじっくりと考察しましたが、本書ではことばがどのように形とかかわるかを具体例とともに示し、かつ練習問題や作業例をとおしてことばの用法を理解するための方法を盛り込みました。
各章の冒头と终わりには「问い」と「まとめ」を置いています。「问い」に対する答えは本文を読んでいただければわかりますが、本文の内容を手っ取り早くふり返りたいという人のために、箇条书き的な内容の「まとめ」を添えました。是非、ご活用いただければと思います。
(紹介文執筆者: 人文社会系研究科?文学部 教授 阿部 公彦 / 2025)
本の目次
第1章 学習指導要領を読む
第2章 料理本を読む
第3章 広告を読む
第4章 断片を読む
第5章 注意書きを読む
第6章 挨拶を読む
第7章 契約書を読む(1)
第8章 契約書を読む(2)
第9章 小説を読む
第10章 詩を読む
おわりに
関连情报
椎名美智 評「令和六年 二〇二四年の収穫!! 54人へのアンケート」 (『週刊読書人』 2024年12月13日)
鵜飼哲夫 (読売新聞編集委員) 評「人に伝わる文章の学び」 (『本よみうり堂』 2024年7月19日)
Book Review (『新英語教育』659号 2024年7月号)
新书?文库 (『日本経済新闻』 2024年6月8日)
出版 (『冲縄タイムス』 2024年4月13日)
レビュー (『産経新聞』 2024年4月7日)
関连记事:
あなたはふだん文章の「声」を読んでいますか? (阿部公彦先生講義動画紹介) (東大TV 2025年3月31日)
イベント:
秋草俊一郎&迟颈尘别蝉;戸塚学&迟颈尘别蝉;阿部公彦
「国语教科书の潜在力――これからの文学教育」
『教科书の中の世界文学 消えた作品?残った作品25选』(叁省堂)
『文章は「形」から読む ことばの魔术と出会うために』(集英社)W刊行記念 (本屋B&B 2024年4月24日)

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