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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白い表紙にベージュの地図

书籍名

讲义 ウクライナの歴史

着者名

三浦 清美、小山 哲、青島 陽子、 浜 由樹子、高橋 沙奈美、松里 公孝、山添 博史 (著)

判型など

320ページ、础5判

言语

日本语

発行年月日

2023年8月31日

ISBN コード

978-4-634-15235-9

出版社

山川出版社

出版社鲍搁尝

学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)

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本書は、ウクライナの歴史をテーマに、カルチャーセンターで行われたオムニバス講義を書籍化したものである。2022年2月のロシア?ウクライナ戦争勃発以来のウクライナに対する関心の高まりに対し、各種マスコミ媒体を通じて様々な識者がこの戦争についての解説を行なってきたが、それらの多くが国際政治や軍事的観点からのものであり、歴史的?文化的側面に関する解説はほとんどなかった。また、そうした側面について何か文献を読もうと思っても、ウクライナに関する書籍は、学術書?一般書を問わず限られていた。歴史について言えば、日本语で読めるウクライナ史に関する一般的な概説書は、2000年代初頭に刊行された新書が一冊あるのみであった。そこで、ウクライナの歴史を知りたいという社会一般の期待に応えるべく、ロシア、ウクライナ、ポーランド等の分野の第一線の歴史研究者による本格的なウクライナ通史の講座の企画が持ち上がり、その講義内容が書籍として刊行されるに至った。
 
本书は、11名の着者によるウクライナ通史である。第1章でウクライナ史を概観した后、キエフ?ルーシ时代から现代までを、おおよそ时系列でたどるが、途中、「ユダヤ人」「歴史认识问题」「正教会」などのテーマ史を扱う章もあり、単なる通史ではなく、多様な视点からウクライナ史をとらえようと试みている。もっとも、ウクライナ史の専门家がほとんどいない日本の现状では、上述のように周辺地域の歴史研究者をかき集めて通史を描かざるを得ず、必然的に视点が多様化したというのが正直なところである。しかし、そのことが结果的に、ウクライナの歴史の多面性を浮かび上がらせることになり、また、一人の着者による概説に比べ、読み物としての「面白さ」を生み出していると言える。
 
编集に当たっては、ウクライナを善、ロシアを悪とするような前提には立たず、ウクライナ、ロシアのそれぞれの歴史観を踏まえつつウクライナの歴史を描くよう努めた。もちろん、今回のロシア?ウクライナ戦争では、ロシアが国际法に违反していることは言うまでもないことであり、その点でロシアは当然非难されるべきである。にもかかわらずこのような编集方针を取ったのは、ロシアを非难し続けても问题解决にはつながらないし、学术的な営みは常にそうした価値判断からは距离を置き、できるだけ客観的であるべきだと考えたからである。特に第叁者である我々は、、ロシアにはロシアの、ウクライナにはウクライナの歴史観とそれに基づく主张があることを肯定し、その上で、この戦争を歴史的文脉に位置付け、戦争终结に向けた「落としどころ」を学术的に考察するべきであろう。この戦争に対して日本の歴史研究者が出来ることは非常に限られているが、本书はそのささやかな贡献の试みである。
 
本書の企画は、今回の戦争を契機に立てられたものであり、戦争を意識した記述が随所に見られる。とはいえ、編者としては、戦争が終結した後も、ウクライナの歴史を知りたいという人々に末永く読んでいただけるような通史に仕上がったと考えている。日本语で読めるウクライナ史の概説書として、ご興味のある方は是非とも手に取っていただけると有難く思う。
 

(紹介文執筆者: 総合文化研究科?教养学部 教授 黛 秋津 / 2025)

本の目次

第1講 概論 ウクライナの歴史 黛 秋津
 
第2讲 キエフ?ルーシ ――ロシアのウクライナの分岐点 叁浦清美
 
第3講 リトアニア?ポーランド支配の時代 ――十四~十八世紀の近世ウクライナ地域 小山 哲
 
第4讲 帝国支配の时代 ――ロシア帝国、ハプスブルク帝国下のウクライナ 青岛阳子
 
第5讲 ウクライナ?ナショナリズムと帝国の崩壊(一九〇五~一九二一年) 村田优树
 
第6讲 ウクライナにおけるユダヤ人の歴史 鹤见太郎
 
第7讲 ソ连时代のウクライナ 池田嘉郎
 
第8讲 ウクライナとロシアの歴史认识问题
    ――ロシアの「非ナチ化」言説と「ナチ協力者問題」の背景 浜 由樹子
 
第9讲 ウクライナの正教会と分裂の歴史 高桥沙奈美
 
第10讲 ウクライナの国家建设の挫折 ――ソ连解体の事后処理の観点から 松里公孝
 
第11讲 ロシア?ウクライナ戦争と歴史的観点 山添博史

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